AI手直しの概要 |
相互にリンクした「一覧表示(先生・クラス・教室)」や「タイル表示(先生・クラス・教室・科目)」と「詳細表示(先生・クラス・科目・教室)」で、多彩な角度から時間割のバランスを見て修正・変更を行います。
一覧表示では、該当駒の右クリックでサブメニューを表示し、その場で振替提案(残り駒を作らず駒を交換して他の時間に移動)・移動提案(他の駒を押し出して対象駒を駒入れする)・確定(対象駒の固定)や禁制(対象の先生の空き時間の内、駒入れしない時間を設定)の設定・解除する事ができます。また、駒を直接ドラッグドロップする手差し替えもできます。 変更部分の青枠表示や、駒入れ後の条件変更を満たさない駒の赤枠表示、マスク設定・表示、一手戻し・一手戻しアンドゥなども活用して、思い通りの配置に近づけてゆく事ができます。 |
AI一覧表示でのAI手直し |
「作成と手直し」-「AI手直し」または「一覧表示」を選択すると、黒板形式の一覧表示が表示され、AI手直しを行う事ができます。
<AI一覧表示での表示関連> ・AI一覧表示で記憶した表示サイズに、「画面デザイン」として、4種類の名前を付け、切り替えて利用できます。 ・文字サイズ(大中小)を利用すると、 ウインドウ幅を変えずに、文字サイズを調整できます。 ・表示は、縮小-拡大や|<< >>|を操作すると無段階に変化しますので、見やすい位置に調整してください。 ・表示サイズは次に変更があるまで、記憶しています。 ・全曜日・時間を横いっぱいに表示する「横幅一杯」機能が便利です。曜日の境目も明確になっています。 ・AI一覧表示で、複数配置・重複配置の授業の明示(オプションで指定)や、確定授業の重複配置の設定(メッセージ表示)が可能です。 ・AI一覧・詳細画面で、選択授業の下段内訳表示を、オプション指定で「選択授業(無指定)、名称、略称、略称2」から選択できます。 ・先生一覧の先生名タイトル欄のマウスオーバーで、設定条件をtoolchipメッセージ表示します。 →先生の個別条件を手直しの状態で確認できます。 (上限○時間・空き○時間・非常勤・連続可・休憩不要) ・標準版でも4展開補助表示が可能です。 ・最後にクリックした駒を、青枠で囲って表示します。 <AI一覧表示の駒操作> 一覧表示でのAI手直し(駒の移動)には以下の駒操作があります。
・変更したい駒で右クリックして振替提案などのサブメニューを開いて操作
・駒を直接縦横にドラッグドロップして移動 ・変更したい駒をダブルクリックして、その駒に関連する先生の詳細画面から振替提案などを選択 →以下のタイル一覧からの駒操作と同様です。 <該当駒右クリックサブメニュー表示によるAI手直し> AI一覧表示画面で、駒交換などを行いたい駒で右クリックすると、サブメニューの「振替提案」「移動提案」「関連情報表示」「駒はずし」「確定-通常」「先生禁制」「授業設定を開く」が表示されます。駒交換や、駒の固定、禁制時間、該当授業へのジャンプなどの駒編集機能を状況に応じて活用します。 (振替提案) 「提案の表示」画面が表示され、駒交換できる時限などを表示した提案が、交換駒数の少ない順に表示されます。交換候補をクリックしてゆくと、裏で動く駒の動きも同時に「提案のグラフィック表示」で表示されますから、参照して、より良い候補を選択して「採用」をクリックします。 「採用」をクリック後、一覧表示に戻ると、駒交換後の配置で表示されています。オプション条件で「変更箇所を青枠表示」が選択されていると、変更箇所を細い青枠で囲って表示します。同様に、詳細画面なども青枠表示されます。 この他、駒入れの後に駒入れ条件を厳しくすると、どの駒が条件を満たさなくなるかを表示する、赤枠表示もあります。 (移動提案) 「移動提案」は他の駒を押し出す提案も含んで提案します。「関連情報表示」は、その駒に関連する情報を表示します。「駒はずし」は該当の駒を配置からはずします。先生禁制をクリックすると該当の時間を駒の配置から除外します。確定-通常をクリックすると、該当駒が通常であれば確定(駒の配置の固定)を、確定であれば通常に戻します。 (授業設定を開く) 「授業設定を開く」で、クリック中の駒の授業の編集画面にジャンプできます。手直しの際、授業内容の変更が必要な場合、大変役立ちます。 (駒はずし・確定-通常、先生禁制) 「駒はずし」をクリックすると該当駒の配置(時間・曜日の指定)をはずします。 「確定-通常」をクリックすると、該当駒が通常駒の場合、確定(時間の固定)駒に、確定駒は通常駒に設定します。 ・確定駒の授業を編集すると自動的に配置がはずれますが、その際メッセージを表示して警告します。(但し、ガイドメッセージ表示を選択している場合のみ) 先生一覧表示の先生の空き時間で「先生禁制」をクリックすると、その時間を配置を禁止する「禁制」時間にします。「禁制」時間でクリックすると、通常の空き時間に戻します。 (自習監督設定) 「自習監督設定」をクリックすると、該当の先生の授業の、自習監督を行う事ができる先生を表示します。対象クラスを担当している先生を緑色(時間を超過しない)とオレンジ色(時間を超過する)で表示します。 <AI手直し 一覧表示での手差し替え> AI一覧表示画面(先生・クラス・教室)では駒を直接縦横にドラッグドロップして駒を動かす事ができます。 駒をつかんでほんの少し揺らすと、その駒が移動提案(他の駒を押し出して配置する)で配置できる時間を小さくAI一覧表示画面の中に表示します。 駒が入らない箇所はメッセージ表示されますし、配置先で駒が浮くと画面上部の「残り駒」に表示されます。浮いた駒は残り駒処理で自動処理するか、残り駒ダブルクリックで表示される先生詳細画面からの振替提案で、一つずつ確認しながら入れてゆきます。 教室一覧の手差し替えで縦方向に移すと、教室変更となります。 先生画面で縦方向に動かすと、授業の先生変更(持ち手変更)となります。 ドラッグ時に駒をつかんだ時、同じ授業をピンクの枠で囲って表示します。 <残り駒一覧の機能> ・AI一覧表示の上部の「残り駒」一覧の残り駒を右クリックすると、「関連情報表示」「駒入れ提案」「授業設定を開く」のサブメニューが表示されます。残り駒解消に活用できます。 ・残り駒一覧は、40駒まで表示し、AI一覧の画面横幅サイズに応じて、文字サイズが伸縮します。 ・オプション指定により、最後にはずした駒を明示できます。 |
タイル一覧からの駒操作 |
<タイル一覧・属性一覧> 「作成と手直し」-「タイル表示」(先生・クラス・教室・科目)を選択すると、配置済みの駒が各先生やクラス毎に表示されるタイル形式の一覧画面が表示されます。タイルの一覧画面では、クラスや科目等の先頭1文字も表示されます。 一覧画面で「属性表示」をクリックすると配置授業時数や学年、担任クラス(先生のみ)、使用教室(科目のみ)、科・コメントなどの属性情報を表示します。「カラー設定」で名称にカラーが設定してあれば、これらの名称と属性はカラーで表示します。 <詳細画面の駒操作> タイル一覧画面で該当の先生・クラス・科目・教室をダブルクリックすると、詳細画面を表示します。 詳細画面では、先生や科目等の個別の情報が詳細に表示され、駒の操作ができます。 先生の詳細画面では該当の先生の振替提案・移動提案・駒はずし・先生禁制・確定―通常、駒入れができます。 クラス詳細画面と科目詳細画面ではクラス単位・科目単位の確定、通常、駒はずし、駒入れができます。 教室詳細画面では、配置の詳細を表示するだけで操作はできません。 「設定へ」をクリックすると、詳細条件の設定画面に戻り、授業の有無や禁制時間などの設定の修正ができます。 <先生詳細画面> 先生の詳細では、振替提案、移動提案、駒はずし、先生禁制、確定・通常、駒入れの処理ができます。左側のラジオボタンの○印をチェックして行いたい処理を選択したあと、処理したい駒をダブルクリックします。 該当の先生の残り駒を表示する、残り駒欄もあり。拡大・縮小が可能です。 クラス・先生の詳細画面の駒のマウスオーバーで、おなじ授業をハイライト表示します。 |
提案の表示・一手戻し・時間割マーク |
<提案の表示> 振替提案・移動提案・駒入れの処理では、「提案の表示」と、「駒の動きのグラフィック表示」(オプション設定で指定した場合)が表示されます。提案の表示画面では、楕円の白い形で振替提案できる時限を表示し、その他多彩なマークで、駒の配置状況を表示します。一つの振替・移動提案や駒入れに対して、複数の提案が交換駒の少ない順に提案が表示されます。(時折、提案が一つの場合もあります。) ・ 提案が得られない(駒が入らない)時に「理由」が文字で表示されます。 ・ 提案が得られない場合、該当駒に「影響のある授業」を下部の表示欄に文字情報で表示します。 ☆提案の中から人間の目で見てより良い提案を3つまでメモリ記憶し、比較検討して採用できます。 ☆提案表示画面で交換先の駒も明示します。 ☆空き教室が無くて駒入れできない場合、配置済みの他駒を押し出す移動提案も表示します。 ☆提案表示画面の、文字による駒の移動表示もカラー表示されます。 ☆「駒の動きのグラフィック表示」で、表示する広さや、グラフィックの大きさを、「」提案の表示」画面から指定できます。 (提案の表示の画面)
(駒の動きグラフィック表示の画面)
<一手戻し> 元の位置に戻したい場合に大変便利です。メモリの容量の許す限り、たくさんの手数を戻す事ができますから、安心です。処理が遅い時は、記憶のクリアや、記憶しないを選ぶ事もできます。一手戻しのアンドゥもできます。 先生禁制の変更も一手戻しの対象です。 <禁制と確定の設定・解除> 禁制の設定-解除では、先生が授業できない時間の設定と解除を、設定画面にもどる事なく行う事ができます。 確定の設定-解除では、クリックした授業時間の固定を固定と固定の解除を行う事ができます。 禁制と確定の設定・解除は該当の駒のクリックのオンオフで設定・解除ができます。 <時間割マーク> 時間割マークは駒の配置や内容を的確に表現します。マークヘルプをクリックすると、簡単な説明が表示されます。 (マークヘルプの画面)
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時間割の変更について |
<時間割の変更の概要>
時間割完成後に授業の変更があった場合、少量の変更や日々の振替などは、ほぼAI手直しだけで運用してゆくことができます。大きな変更があった場合は、授業設定、選択・合同・展開TT授業設定、授業確認の詳細画面などに戻って授業変更設定を行います。 科目の使用教室の変更など詳細条件の変更があった場合は、詳細条件の変更を行ったあと、関連する教室など授業の条件を合わせて変更し、変更に伴って浮いた残り駒の駒入れ作業を行います。 駒の配置後でも、基本設定まで戻って修正する事ができますが(基本設定変更)、修正に伴って詳細条件の一部(禁制設定など)がはずれますから、詳細条件を再度設定しなおして残り駒の駒入れ作業を行ってください。 ★駒入れ後に教室の同時収容数を減らした場合に、条件を満たさなくなった駒を赤枠で表示します。 <変更部分の青枠表示> オプション設定で、「記憶している変更を青枠で表示する」にチェックすると、チェック後の変更部分の駒の周りを青い枠で囲って表示し、どの部分が変更されたか、わかりやすくなっています。変更部分が多くなってきたら、青枠も増えてきますので、適宜チェックをはずしたり付けたりして活用します。 「直前の一手の変更だけ青枠で表示する」にチェックすると、常に直前の一手の変更に関わる駒のみを青枠で表示します。 <条件を厳しく変更した場合の赤枠表示> 駒入れ後に条件を厳しく変更すると、条件を満たさなくなった駒を赤枠表示します。 ★赤枠表示になった駒の自動振替ができます。 <エラーチェック> 駒の配置後に条件や授業の設定を変更を多量に行う事があります。その際に以下のような設定ミスが入る可能性があります。駒入れやAI手直しの前に「授業設定チェック」を行うと、設定ミスによる駒の入りにくさを防ぐ事ができます。 ・基本授業と選択授業の重複 ・特別教室の時数超過 ・禁制時間と時数の矛盾 |