中学校版のソフトは2012年を持って製作・販売を終了しました。
2013年以降にご導入の場合は、Pro版、スクールパック版のご利用をお願いいたします。
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<イデアのAI時間割中学校 2010の機能概要>
イデアのAI時間割の機能概要
ここでは、新機能と従来からの機能を併せて概要を紹介します。
<基本設定と名称個別属性>
□基本設定
基本設定では時間割の基本時間を設定します。最大時間数・曜日・昼休み設定などを行います。
クラス毎に違う授業時間やクラス・先生・科目・教室の条件は、この枠組みの中で、あとで個別に変更します。
□名称属性テキスト取込
名称・属性データを「簡単設定」で取り込む事ができます。テキストデータ読込だけでなく、自動生成や既存時間割データからの取り込みも可能です。
クラス名・特別教室名、科目名、先生名をテキストで取り込む事ができます。名称の他に、略称・属性を共に取り込む事もできます。
名称属性は、専用エクセルシートで設定してテキスト出力したものを使用すると便利です。
□エクセル連携で「簡単設定データ取込」
定型的な授業は、授業の簡単設定を利用すると便利です。授業の簡単設定にも、専用エクセルシートがあります。「授業簡単設定エクセルシート→テキスト出力→授業の簡単設定でテキスト読込」だけで、ほぼ授業設定が完了します。
名称属性データや授業簡単設定データは、添付の専用エクセルシートで設定し、テキスト出力したデータをイデアのAI時間割の「簡単設定」機能で読み込むと、最も短時間で設定できます。(エクセルが無い場合は、テキストエディタなどで代替します。)
□名称属性一覧表示
クラス・教室・科目・先生の名称属性、時間枠、詳細条件が一覧画面で表示されます。
時間枠や禁制条件は「タイル一覧表示」、担任や担当科目など属性は「属性一覧表示」で表示されます。
名称属性の修正や個別条件の設定は、一覧表示をダブルクリックして個別設定画面(設定・手直し)を表示して行います。先生一覧画面では「禁制一覧」で、一覧画面のまま禁制の設定ができます。
□個別条件設定
テキストデータなどから読み込まれた名称・属性データの名称・属性(略称・担当科・クラス・学年他)を個別に変更したり、駒入れに際しての個別条件を設定します。
駒入れの個別条件の内容については、右図個別画面の下に概要を記載しているので参照して下さい。
個別設定の情報は、他の処理ともリンクしているので、駒配置後に個別条件や名称属性を変更しても直ちに授業データや時間割データに反映されます。
□名称並べ替えとカラー自動設定
大量のデータを見やすく管理する為、名称属性一覧表示では名称の並べ替え機能があります。
「学年順」や「科・コメント順」に並べ替えたあとカラー自動設定を行うと、同じ「学年」や「科・コメント」を持つ名称が同じカラーとなり、授業データや時間割データでの確認が容易になります。特に授業設定や印刷で名称選択をする際に便利です。
□名称追加取込
時間割完成後や作成中に、あとから先生や科目の大幅な変更がある時があります。この場合でも、追加部分のみのテキストデータ取込が可能です。一覧画面の「ファイルから追加取込」をクリックします。
<授業・選択授業設定>
□わかりやすいウイザードでまとめて授業登録
授業設定の「授業追加登録」「削除」では、先生やクラス・科目を順番に選んでゆくウイザード方式で授業を設定・削除します。 これらウイザードによる授業設定では、選択授業(複数の先生・クラスからなる授業)や基本授業(一人の先生・1クラスの授業)を一回の操作で複数同時に設定可能です。
ウイザード方式は、授業の簡単設定、印刷、駒入-駒はずしにも共通で使っています。
□連続・確定の操作
ウイザードで授業設定したあと、詳細行の○印をダブルクリック・ドラッグして単位数・連続の調整を行います。この詳細行の○印を操作する事により、複雑な授業設定も可能となります。
また、駒入れ前に駒の配置を固定したい場合は、確定設定表示ウインドウの固定したい時間枠をクリックします。このウインドウは、駒の固定(確定)の他、駒はずしや通常配置もできます。
○印の位置する駒の番号が、確定設定表示ウインドウにも同じ「駒番号」で表示され、配置時間を明示します。
□並べ替えとカラー設定
授業は管理しやすい順番に「並べ替え」ができます。
選択授業は「並べ替え」ボタンクリックで、基本授業は「先生順」「クラス順」などのボタンをクリックします。
カラー自動設定を行うと、一定の基準で(例:選択授業名の先頭2文字が同じなら同じ色を設定)同じカラーを設定してくれるので、見やすくなります。
選択授業設定画面で「選択授業」をクリックすると一覧画面を表示し、変更したい選択授業にジャンプする事ができます。
□詳細行の編集
詳細行では、授業を細かく編集を行う事ができます。コンボボックスや○印をダブルクリックすると、先生・科目・クラス・教室・単位数を行単位に変更する事ができます。
少量の変更や、選択授業でクラス・先生・教室の展開順を揃えたり、複雑な展開授業を設定する際などに使用します。一つの選択授業は、最大40行まで行展開できます。
詳細行を右クリックすると行の挿入・削除・編集ができるメニューが表示されます。「行編集」では、先生や科目を一覧画面から選択する事ができます。数が多くて変更する名称が離れていても、効率良く作業できます。
□未設定チェック
授業ID設定では、先生や科目名の一部を使用して組み合わせた授業IDを自動設定できます。短い言葉の組み合わせで授業内容を表現できるので、印刷・出力や画面表示の際に役立ちます。授業IDを利用して、校務に活用する学校もあります。
未決定などの理由で空白欄になっていた項目をチェックして探し出す「未設定チェック」機能も便利です。
□授業一覧で確認 授業データの連携
設定した授業は、先生・クラス・科目・教室確認で時数を一覧表示します。先生別授業確認一覧では、諸条件から判断して厳しい先生を赤色表示したり、クラス別授業確認一覧では、設定した授業時数より多い場合赤色、少ない場合青色で背景表示します。
授業一覧をダブルクリックすると、詳細画面を開き、詳細画面の変更したい項目をダブルクリックすると、詳細画面の他に、授業(選択授業)設定画面の該当項目も併せて開きます。変更は詳細画面でも授業設定画面でも行う事ができます。詳細画面も未設定項目があれば、ピンク色で表示するようになりました。授業データは、AI手直しや、名称属性データとも連携しており、修正は直ちに他のデータにも反映されます。
<会議の簡単設定>
会議もウイザード形式で設定します。先生選択時、学年や担当科、校務等で選択できます。また会議を先生の授業としてカウントするかどうかも設定できます。
<駒入れとオプション条件>
□21駒交換による作成(駒入れ)
作成(駒入れ)やAI手直しでは、駒入れ条件(個別条件・全体オプション)を守って、授業をバランス良く配置します。
21駒交換による駒交換は、読みが深いだけでなく、関連駒の試行も行う、広がりを持つ駒交換となっています。
また4展開までの選択授業の振替も可能で、時間割完成後の調整に大きな力を発揮します。
自動作成中は、駒入れ状況をAI一覧表示や進行状況表示で表示し、ログメッセージやチェックメッセージでデータの誤りや注意点を表示します。
複雑で条件の厳しい時間割でも、「駒が入る」だけでなく、より学校の事情に合わせて作成する事が可能となってきています。
□自由指定で駒入れ・駒はずし
自動作成メニューでは、単純な自動作成だけでなく、様々な駒を自由指定で、まとめて選択して先入れする事ができます。
厳しい時間割も、例えば以下のような手順で、「作りたい時間割」を作成する事が可能です。
① 選択授業の入れにくい駒を指定して先入れ
② 選択授業だけの続き(自動)
③ AI一覧表示で、選択駒の位置の調整
④ (基本)授業の入れにくい駒を指定して先入れ
⑤ (基本)授業だけの続き(自動)
⑥ AI一覧表示で最終的な調整
「先入れ」だけでなく、「駒はずし」や「確定」-「確定解除」も自由指定でまとめて行う事ができます。
更に「一手戻し」や「一手戻しアンドゥ」は、1回の操作を1手と数える為、一度に多くの駒が動いても1手で戻したり、戻しを解除する事ができます。また、メモリのある限り、何手でも手数を記憶します。
「全駒はずし」・「作成」・「指定(選択)授業を駒入れ・駒はずし」「単駒すべて駒はずし」など、どの作成メニューの操作も、「一手戻し」・「一手戻しアンドゥ」を使えます。
「単駒すべて駒はずし」では、全ての単駒の配置をはずします。1クリックで選択授業と確定授業だけになるので、駒入れ後に選択授業などの配置を直したい場合に利用します。
このように、作成メニューの「駒入れ」・「駒はずし」と「一手戻し」・「一手戻しアンドゥ」を活用する事で、短時間で、思い切って大きく配置を変更する事ができます。
この事から、作成メニューは、時間割の駒の配置の大きな骨組みを作るのに向いています。これに対して、AI手直しはきめ細かな1駒単位の調整に利用します。
□全体オプション: 駒入れ条件とAI手直し条件
「オプション条件」には「駒入れ条件」「AI手直し」「その他」があります。
「駒入れ条件」は、どのような条件で作成(駒入れ)するか、時間割全体に対して設定します。駒入れ条件は、この他に個別に設定する事ができます。個別条件は全体条件に優先します。
全体オプションも個別オプションも、設定後直ちに有効になりますから、駒入れ状況に応じてこまめに設定を変えます。
「AI手直し」は、AI手直しでの表示方法を指定します。連動して表示する情報の範囲や、赤枠(「駒入れ後」にオプション条件を厳しく変更した為、厳守条件を満たさなくなった駒)・黄枠(同配慮条件を満たさなくなった駒)や青枠(オプション設定後に配置が動いた駒、変更駒)の表示指定その他があります。
「その他」は、授業IDの自動生成時に指定するオプションです。
<AI手直し>
□AI一覧表示: 右クリックによる駒操作
AI一覧表示は、駒入れ後の調整(AI手直し)の中核です。
AI一覧表示は、先生一覧・クラス一覧・教室一覧の3種類の画面を切り替えて使う事ができ、どの画面からも該当駒の位置で「右クリック・サブメニュー」 「ダブルクリック」 「縦・横方向のドラッグドロップ」の操作ができます。画面表示も3種類記憶できるようになりました。
右クリックサブメニューでは、以下の操作ができます。
「関連情報表示」-駒に関する情報を表示
「振替提案」-残り駒の出ない駒交換
「移動提案」-配置されている駒を押し出す駒移動
「駒はずし」-駒の配置をはずす
「先生禁制」-該当時間に先生の駒の配置を禁止
「確定-通常」-授業の配置を固定と解除
「授業設定へ」-該当駒の授業設定画面を開く
「自習監督」-該当駒の先生出張時に監督を行う先生選択
残り駒欄右クリックで、駒入れ提案などもできます。
提案の表示(駒の振替・移動提案表示)画面では、同時に動く先生・クラスの駒の動きが全て、文字とグラフィックで明示されます。意図しない駒交換を防ぎ、よりバランスの良い駒の配置を選択する事ができます。
駒交換・移動の提案の際は、「交換駒×提案数」の多数の提案が駒交換の少ない順に表示されます。その数多い提案の中から、人間の目で見て良い提案を3つまで「メモリ」記憶し、比較検討後一番良い提案を「採用」する事もできます。
□AI一覧表示: ドラッグドロップによる駒操作
横方向と縦方向のドラッグドロップ(クラス・先生・教室一覧)も便利な機能です。
横方向のドラッグドロップでは、駒の配置の移動ができます。
駒をつかんだ際に該当駒を黒い枠で囲み、同じ種類の駒をピンク枠で囲み、つかんだ駒を配置できる箇所を白い○印 ( )で表示します。右の画面では、水曜5限の「文系選択21」駒(3展開の選択授業)をつかんだ所です。
縦方向のドラッグドロップでは、先生・クラス・教室などの変更ができます。各教室の収容数が複数の場合は、教室一覧表示でも複数行で表示します。
AI一覧表示は、ウインドウサイズだけでなく、文字や駒のサイズを任意に変える事ができます。
□AI一覧表示: ダブルクリックによる駒操作
AI一覧表示の駒や残り駒をダブルクリックすると、詳細画面を表示し、先生詳細画面から、駒単位に配置の操作(振替提案・移動提案・駒入れ・駒はずし・確定-通常・先生禁制)ができます。時間割形式で先生個別のバランスを見ながら配置の調整を行いたい場合に便利です。
クラスと科目の詳細画面では、クラス単位・科目単位に駒の操作(確定-通常、駒入れ、駒はずし)を行う事ができます。クラスを表示して駒単位に操作したい場合は、AI一覧表示のクラス一覧で駒を右クリック、またはドラッグドロップします。
□タイル一覧表示
AI手直しでは、名称属性一覧表示とリンクした「タイル一覧表示」があります。先生・クラス・科目・教室を「時間割形式」で駒の配置を一覧表示し、AI一覧表示と違った形式でバランスを見る事ができます。タイル一覧表示もウインドウサイズやクラス・先生個々の表示サイズを変える事ができます。
タイル一覧表示からもダブルクリックで、個別の先生やクラスの詳細画面を開く事ができます。詳細画面では、一覧表示をダブルクリックした場合と同様に、駒の操作が可能です。
詳細画面で「設定へ」をクリックすると、個別条件や名称属性を設定する個別設定の画面を表示します。設定画面で「手直しへ」をクリックすると駒の配置が表示された画面に戻ります。
□個別条件・オプション・授業との連携 一手戻し
AI手直しでも、個別条件やオプション条件を守って駒の振替や移動の提案を行います。授業や名称属性データ、オプションや個別条件の変更も直ちに反映されます。
授業の修正や、個別データの変更、振替提案の操作1つずつを「一手戻し」「一手戻しアンドゥ」で戻したり、戻しを解除する事ができます。一手戻しはメモリの限界まで何手でも記憶しますから、思い切って変更を戻したり戻しを解除する事ができます。
このようにAI手直しは、駒の配置状況を見て、個別条件・オプション・選択授業の組み方を再検討しながら、きめ細かな調整を行う事ができます。
駒入れ能力は、「AI手直し」も「作成」と同様に向上しており、最大21駒交換と、4展開までの選択授業の振替による提案が行われます。
<印刷・テキスト・html出力>
□6種類記憶する印刷設定
リアルタイムビューが新設され、印刷設定の変更概要を変更と同時に視覚的に把握できるようになりました。
罫線や欄外のタイトルの有無など印刷オプションも増え、項目印字順の指定が更にわかりやすくなりました。
帳票は15帳票有り、週時間割形式や一覧形式、振替分の印刷、授業印刷形式で、それぞれ先生やクラスなどを主体に印刷する事ができます。
時間割データの印字順も印刷時に変更できます。「印刷対象選択画面」では、わかりやすいウイザード方式で印刷したい対象(先生・クラス等)のみを選択し、印字順も変更する事が可能です。
印刷対象と指定方法としては、チェックを付ける自由指定の他、学年や科・コメント指定などで複数の先生やクラスを一度に指定する事ができます。
印刷プレビューでは、印刷前に最終確認ができます。リアルタイムビューより大きな画面で、全てのデータに対して印刷デザインの確認ができます。
□6種類記憶するテキスト出力 エクセル連携
時間割データと授業データは出力オプションを自由に組み合わせて、6種類まで名前を付けて出力形式を記憶できます。 印刷形式とは別に名前を付ける事ができます。
項目出力順の指定が更にわかりやすくなり、日付や選択授業印字形式など、出力オプションも豊富です。
帳票形式は、時間割データ、授業データ、授業簡単設定データ、学事システム専用データ、名称データの5種類・18帳票のテキストデータを出力できます。出力テキストデータの内、名称データと授業簡単設定用データ(「授業設定出力」)は、再度入力用として利用する事もできます。
テキストデータは全てCSV形式で出力されますから、エクセルで取り込んで活用する事ができます。
新設された「駒背景色エクセルブック」に時間割データのテキスト出力を取り込むと、背景の自動着色や罫線の自動描画が可能となります。
背景色と罫線は専用の設定シートで自由に設定できます。背景色に関しては、時間割名称データの文字色から取り込む事も可能です。 印刷オプションを自由に組み合わせて6種類まで名前を付けて記憶できます。
よく使う帳票と1対1に対応して印刷デザインを設定して記憶させたり、1つの帳票について複数のデザインを記憶させておいて、場合によって使い分けるなどの活用が可能です。
<スライド時間割対応・帯スライドツール>
中学校のスライド(帯・テープ他)時間割を作成するには、本体プログラムと帯スライドツールを使います。本体プログラムでは、週時間割の基本となる帯時間割を作成します。通常の時間割とほぼ同様に作成しますが、違う点は基本設定と全体条件で「帯時間割を設定する」にチェックを付けて、曜日・時間の代わりに帯番号の付いた帯時間割を作成する点です。帯の長さは96まで指定可能です。
帯時間割を作成後、別プログラム「帯スライドツール」で帯時間割を読み込み、スライドの駒数等を入力して時間割をスライドさせて週時間割を作成します。
「帯スライドの実行」では、時間や曜日をドラッグして指定した時間・曜日の学校全体の時間割変更もできます。
週時間割の内容表示(授業内容・AI一覧表示・詳細画面)と印刷も可能です。
<その他>
☆自動バックアップができます。
☆マニュアル、ヘルプも充実しています。
☆面倒なコード入力などはありません。
☆同じ日に同じ授業が入らないオプション設定が便利です。
<サンプルデータについて>
実際の学校に即した5種類のサンプルデータが附属しています。
サンプルデータは、一般的なデータが入っています。
このデータの駒入れ、AI手直しができることで、イデアのAI時間割の性能の良さを体感できます。
体験版にもサンプルデータが付属しますので、確実な使用感を試す事ができます。
製品版では、時間割作成の参考にできます。
☆動作するパソコン
推奨ペンティアム2Ghz以上(最低1Ghz以上)
推奨メモリ512MB以上(最低256MB以上)
Windows XP/7/Vista/2000/2003/搭載のパソコン
周波数が高い程、またメモリやHDの空き容量が多い程快適に動作し、駒入れ能力も向上します。
科目や先生の設定数が多い場合は十分な能力のあるパソコンをご用意下さい。
イデアシステムメニュー